People

People 01多様な知見と
自由な発想が、ニチアスの未来を
切り拓く
切り拓く

新技術への挑戦。
大学院で研究したセラミックスの知識を活かしつつ、学生時代とは異なる分野でも活躍できる環境を求めていました。事業の幅が多岐にわたり、さまざまな分野の技術やノウハウを学べるニチアスは、そんな自分の思いにぴったりの会社でした。
現在は、高速通信・高周波通信向けの基板材料として、必要特性を付与したPTFE(ふっ素樹脂)テープの研究を行っています。その中でも私は、テープの必要特性発現のメカニズム解明や、各特性を目標値内に抑えるための配合決定等に携わっています。加えて、新規テーマの提案や特許の調査、セミナーへの参加など、業務内容は多岐にわたります。
この仕事の魅力は、他の人や会社がまだやっていないような、新しいことに携わることができる点です。所属している研究グループとは異なる、業務の垣根を超えた小規模チームをつくることもあります。そこでは普段の研究内容とは異なる自由な発想でのテーマ提案を行っており、自分のアイデアを積極的に発信できます。闊達な議論の中で上司や先輩の考え方、自社技術について学ぶことができ、視野が広がります。


チームの方針を
決めることも
研究の仕事に、チームワークは欠かせません。日々の研究は上司や先輩とチーム内で議論を行い、そこで立てた仮説に対して検証実験を行うというサイクルで進めています。試作品開発の場面では、まずチームで協力してラボでサンプル作製と評価を行います。その結果を受けて、工場でスケールアップした試作を行います。分担して実験を進めるため、自分が報告した実験結果がチームの方針を決めることもあります。その点で責任は伴いますが、お客さまの要求する物性を満たすものができたときには、研究の面白さとともにチームに貢献できた喜びも味わうことができます。
社内での報告・発表の機会も多く、毎週のグループ内での報告以外にも入社1年目のうちから、スライドで実験結果を発表する機会が2度ありました。グループの違う研究部門や、技術開発職の先輩社員への発表のため、質疑応答で詰まってしまうのではないかと不安でしたが、自分なりに言語化して回答できたのは、先輩方が親身にサポートしてくれたことが大きかったです。事前に資料や発表を見て、修正点や改善点を理由を添えて教えてくださり、さらには発表後にも、良かった点と反省点をアドバイスいただけました。自身の今後の課題は、「物事をわかりやすく伝える力」の向上であると感じています。これから2年目社員へとステップアップしていくなかで、日々の業務はもとより、発表や報告の機会を通して成長していきたいです。
